播州弁−辞典


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あ(あで始まる播州弁)


あいさ

@時々。たま(に)。  例:彼は時々遅刻をしてくる→彼はあいさに遅刻をしてくる
A途中。あいだ。 例:番組の途中でCMが入る→番組のあいさにCMが入る


あいた

飽きた。 例:この料理にはもう飽きた→この料理にはもうあいた

「あいた」は「飽きた」という言う過去形の場合のみに使われるため、「飽きる」を「あいる」、「飽き飽き」を「あいあい」をは言わない。


あいまこいま

あいだあいだ。要所要所。 例:話のあいまこいまに冗談を言う


あえる

熟して実が落ちる。


あかん

だめ。だめです。うまくいかない。 例:駄目なやつ→あかんたれ


あだぎる

あだ討ちをする。仇をとる。 仇をとってやる→あだぎったる。


あだける(あらける)

落っこちる。踏み外して落ちる。


あたりきしゃりき

あたりまえ。当然。 例:そんな事はあたりまえです→そんなもんはあたりきしゃりきや


あっかいやー

いけません。駄目です。 例:それに触ってはいけません→それ、触ったらあっかいやー

※備考: 「あっかいやー」は物事の事後に使用する言葉で、事前に念を押す場合には使用しない。例えば、「テレビを見てはいけませんよ」と予め伝えておく時は「テレビを見たらあっかいやー」とは言ない。


あなんこ

穴。くぼみ。 例:そこにあなんこ開いてるから歩く時気ぃつけや


あばきがつかん

処理ができない。収拾が付かない。

※備考: 物事の数や量がありすぎて、うまく終わらせることができないという意味で、幅広く使われる。ご飯が多過ぎて食べきれない→めしが、おおうてあばきがつかん。


あやち

原因。


あらー

ある。あります。 例:冷蔵庫の中にある→冷蔵庫の中にあらー


あらいや

(やや強めに)ある。絶対にある。

備考: 「あらいや」は、「ある」という意見が、他者に否定されたにも関わらず「絶対にある」と主張する時に用いる、やや強めの表現。


あらん

ない。 例:今日は授業がない→今日は授業があらん


あるこー?(あるけー?)

ありますか? 例:あなたはテニスをしたことがありますか?→あんた、テニスしたことあるこー?


あわさ

重なり。交差点。重ねあわされた部分。


あんばいする

上手(うま)くする。間違いのないようにする。 例:次の作戦は上手くやりましょう→次の作戦はあんばいやりましょう


あんじゃろが

あるでしょう。あると思う。 例:棚の上にあると思いますよ→棚の上にあんじゃろが(?)




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